【子育てにおすすめの本レビュー】「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」を実践してみた

育児

お母さん、お父さん。
子どもにこんな質問していませんか?


「幼稚園は楽しい?」
「お友達と仲よくできた?」
「いじめられてない?」
「なんで怒ってるの?」

けれど返事は、
「別にー」「わかんない」の一言。

引用『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』P6 はじめに

これは、天野ひかりさんの著書
「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」
という本の書き出しです。

実際、このような質問をしてしまっている「お母さん」、「お父さん」
かなり多いのでは?

と感じています。


僕には、1歳7ヶ月になる娘がいますが、
最近少しずつコミュニケーションを取れるようになってきました。
娘が話し始めた時に、子どもとの絆を深めつつ、
良い影響を与えられるような会話ができるよう本書を手に取りました。

本を読んだ結果、子どもと接していく上で、ぜひとも実践したい知識を得ることができました。
しかも、子育てだけでなく、仕事や普段のコミュニケーションでも活かせる内容です。

また、本書で得たノウハウを子どもと接する際に「実践」し
効果があったので、紹介したいと思います。

✔︎本書を読んでわかること
  • 子どもの自己肯定感を高める方法
  • 子どもと会話をするときに意識すべきこと
  • シーン別の会話のコツ(28パターンの実例付き)
✔︎本記事の対象読者
  • 1〜2歳の話し出す前の子どもがいるお母さん・お父さん
  • 子どもとの会話がなかなかうまくいかないと悩んでいるお母さん・お父さん
子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ
著: 天野ひかり
監修: 汐見稔幸
出版社: サンクチュアリ出版
価格:1,320円

著者プロフィール:天野ひかりさん

まずは、この本の著者である天野ひかりさんについて紹介します。

・フリーアナウンサー
・NHK教育 『すくすく子育て』のキャスターを務める(2008/3まで)
・「NPO法人親子コミュニケーションラボ」を立ち上げる(代表理事)
・子どものコミュニケーション能力を伸ばす講座を開く(2万人以上受講)

ご自身の結婚、出産、育児と仕事の両立を経験したことで、子育ての重要性を認識したそうです。
その他にも子育てに関する多くの活動をされていらっしゃいます。

本書は、そんな天野ひかりさんが実際に子育てを通じて得たノウハウを余すことなく紹介されています。

学びと要約:子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

親のいちばん大切な役割:子どもの自己肯定感を育てること

いろいろな育児書でも言われていますが、子どもの自己肯定感を育てるのは、非常に重要です。
自己肯定感が育まれると以下のような効果があると言われています。

・何かに挑戦して学んでいける

・壁を乗り越えられる

・相手の気もちや立場を思いやれる

引用『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』P20

この能力を身につけた子どもは、
将来、困難に直面しても
粘り強く立ち向かうことができると思います。


子どもがこれからの長い人生を生き抜いていく中で、もっとも重要な能力ですね。

✔︎自己肯定感を高めるには?

自己肯定感を高めるには、子どもを認めてあげることが必要です。

あなた
それだけ?
十分子どもを認めてあげてます。

という言葉が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?

本書を読んで、ある重要なことに気づきました。

「親としては教えてあげているつもりでも、
 子どもを否定する言葉を使ってしまっている」


ということです。

親が子どもを否定してしまっている例

これは、実際の僕と娘のやり取りです。

娘が犬を発見
ワンワン♪
こめろぐ
(心の声)すごい。わかってきたなあ。成長したなあ。(´-`).。oO(しみじみ

娘が赤ちゃんを発見

ワンワン♪
こめろぐ
(心の声)あれっ?やっぱりわかってないのかな?
違うよ。あれは赤ちゃんだよ。

「違うよ。あれは赤ちゃんだよ。」の部分ですね。

僕としては教えているつもりなのですが、これも否定になります。
赤ちゃんを見て「ワンワン」と言った子どもをまずは認めてあげる必要があります。

こんなやり取りみなさんの家庭でもしていませんか?

このやり取りを改善するならば、以下のような感じになります。

❌「違うよ。あれは赤ちゃんだよ。」

⭕️「そうだね、ワンワンみたいに可愛いね〜。」

すべての会話においてこのような意識するのは大変ですが、
親の役割が、自己肯定感を育むことと理解していれば、
おのずと子どもと会話するスタンスが変わってくるはずです。

自己肯定感は、10歳までに育むことがポイントです。
10歳以降は、成長が緩やかになります。

子どもとの会話のコツ:会話の目的を明確にする

天野ひかりさんは、本書にて会話のコツをたくさん教えてくれています。
そのうちの一つ「会話の目的を明確にする」を紹介します。

例えば、以下の質問。

こめろぐ
幼稚園どうだった?

この質問で何が知りたいのか漠然としていますよね。

漠然とした質問は子どもには伝わらず、何と答えて良いかわかりません。
何か返答があっても、自分が知りたかったこととは、違うことが返ってくるかもしれません。

子供と話す前に目的を明確にして質問するようにしましょう。
具体的な質問ができるので、知りたい答えを導きやすくなります。

・先生に怒られていないかを知りたい
・友達と仲良くできたかを知りたい
・運動会の練習がじょうずにできたかを知りたい

このように整理すると、もっと具体的な質問ができ、知りたい答えを導きやすくなりますよ。

引用『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』P44

また、もう一つ大事なポイントが!!!
目的を整理して会話することで、子どもに以下のような効果が現れるようです。

また毎回、お母さんが目的を明確にしながら話していると、
子どもも自然とそういう会話ができるようになります。


「何のためにそれをやるのか」
「今やるべきことは何か」

を子ども自身が見つけられるようになるのです。

引用『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』P44

この能力って仕事でもかなり大事だと思うんですよね。
部下に質問するとき、上司に報告するとき、あらゆる場面で必要な能力だと思います。

部下に質問するときの例を出すと

「A案件の状況教えて?」

と質問するより

「A案件、スケジュール通り終わりそう?」

と質問する方が、より聞きたいことを聞き出せそうですよね。

また、逆に上司に上記のような質問をされたとしても、

何が求められているのかを察することができると思います。

いろんな人とコミュニケーションをとる中で、とても重要な能力ですね。
そんな能力が子どものうちから身につけられるのはすごいと思いませんか?

この能力がつくかどうかは、お母さん・お父さんの質問力にかかっています。

こめろぐ
これは、娘が話し出したら意識せねば!

パパが実践したい会話のコツ:最高のほめ方は第三者からの一言

「ママから聞いたけど、今日〇〇できたんだって?」

とお父さんから伝えると、これは子どもにとって最高のほめ言葉になります。

これは絶対にやり続けて欲しい!ということがあったら、第三者からもほめましょう。

引用『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』P81

大人でも第三者からほめられると嬉しいですよね。
むしろ一番嬉しいほめられ方かもしれません。

なぜなら、以下のように感じるからだと思います。

本人から直接ほめられた場合
→ お世辞の可能性がある。
第三者からほめられた場合
→ お世辞ではない。わざわざ自分の話題を出してほめてくれた。

仕事でも活用できるほめ方のテクニックですね。

子どもは、そこまで勘ぐることはないかもしれませんが、嬉しいのは事実です。
お母さんから聞いたことは、第三者目線で、どんどんほめてあげるようにしましょう!

こめろぐ
これは、パパの役目だなあ〜

実践してみた:子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

本書を読んで見て、実践してみた効果を紹介します。

事例:子どもがYouTubeばかり見ているのをやめさせたい

Before

YouTube見過ぎだよ。もうおしまい。

と言ってタブレットを取り上げる。

子どもの反応
→ 軽い癇癪を起こし、泣き叫ぶ

After

YouTube面白いね。もうそろそろネンネの時間だよ。

とハグしながら伝える。

子どもの反応
→ 少しさみしそうだけど、納得した様子でタブレットを渡してくる。

ポイント

YouTubeを楽しんでいる子どもに共感してあげることが大切です。
そのあとにYouTubeの時間は終わりということを伝えるようにしましょう。

一見、回りくどいようですが、子どもの反応が全然違うので、
目的を達成するには、一度子どもに寄り添って認めてあげる方が近道だったりします。

まとめ:子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」についてポイントと実践法を紹介してきましたが、
ここで、再度まとめておきます。

本記事で紹介した本書のポイント
  • 親のいちばん大切な役割は、子どもの自己肯定感を育てること
  • 子どもと会話するときは、会話の目的を明確にすること
  • 最高のほめ方は第三者からの一言

本記事では、僕が重要と感じたところを抜粋して要約しておりますが、
本書には、さらに多くのノウハウや実例集が紹介されています。

子どもとのコミュニケーションは、良くも悪くも子どもに与える影響が大きいです。

こめろぐ
子どもに少しでも良い影響を与えられるよう、ぜひ本書を読んで実践してみてください。